「福島県産」新たな風評被害の現実

5月24日の「クローズアップ現代+」では未だに無くならない「福島産の米」の風評被害についてでした。

現在、福島県産のお米は全量・全袋検査を行っていて99.9%が基準値以下の安全なお米を出荷しているそうです。
にもかかわらず2013年~2017年の間の調査で、福島県産の食材購入を避けていると答えた人の割合が約10%回復した程度で、現在も19.8%の人が福島県産を避けているという結果でした。

しかし、全体の約20%の人が購入を避けていたとしても、残りの80%もの人が気にしていないのなら問題なさそうに思えます。
なのに福島県産のお米は、今も原発事故前の価格のはるか下の値段。

ここで判明したのが新たな風評被害の実態でした。

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新・風評被害

原発事故後は消費者も放射能など見えない物の被害を恐れ、福島県産の物は控えるという傾向が強かったと言います。
しかし現在は先程の調査結果で分かるように、一般消費者の8割が福島県産であることを気にしていません。

ただこの福島県産を避けるという時期が流通業者にとってトラウマとでも言うべきものになりました。
未だに卸売業者や販売店などは、福島県産と表示されている物に対して消費者は抵抗がある。と考えあまり仕入れない、その結果福島県産のお米自体の値段も下り、作っても売れないという構造が出来上がってしまったのです。

番組で紹介されたお米業者は、わざと福島県産と他県産の米をまぜて「国内産」と表示しているようです。
もともと福島県産のお米は美味しいので、値段が安くなった今では「業務用」として活躍しています。

なので「風評被害」でお米が売れないといわれますが、実は消費者ではなく卸売業者が「売れない」と思い込んでいるだけではないかという可能性も出てきました。

私も福島県産のお米がこんなに厳しい検査を受けているということを知りませんでした。
番組調査では、私と同じように「検査」されていることを知らなかった人が多くいました。

放射能は目で見えないし、人体への影響もすぐには分からないだけに不安が不安を呼んでしまったのではないかと思います。
原発事故のメルトダウンや水漏れなどの事実を国が隠したせいで、どれだけ「安全」と言われても信用できないと考えている人も多いはず。

それこそ国の予算で福島県産のお米が安全だというCMを制作してあげるべきじゃないのかな?
番組に出てきた米農家のおじさんの「やるせない表情」がなんともかわいそうでした。

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